突然ですが世の中には答えが無いものだらけです。
「不変の真理」という言葉をご存じでしょうか?「不変の真理」とはどれだけ時間が経っても変わらない事実の事です。
今は常識と思える事でも100年後、1000年後に答えが変わらないかというと変わらないとは言い切れません。
「不変の真理」があるとすると、それは数学の世界だけだと思います。
ですから「なぜ勉強するの?」にも明確な答えはありません。人それぞれ勉強する理由や目的は違うものだと思います。
しかし今回は私なりに一つの答えを出してみようと思います。
なぜ勉強するのかと言うと「判断力を付けるため」です。
私達の人生、日々の生活、は判断の連続です。
今日傘持って行こうかな?スーパーで何を買おう?明日どんな服を着よう?また仕事をしていても判断を迫られる場面は沢山あります。
その時人はどのように判断するのでしょうか?
それは今までの経験や、身に付けた知識、情報などをもとに状況を理解し総合的に判断しています。
ですから物事をより正確に判断するには豊富な知識、理解力、思考力が必要となってきます。
これらは色々な方法で身に付ける事が出来ますが、最も効率よく身に付ける事が出来るのが勉強だと思います。
国語や英語等は日常生活に必要な事なので勉強する理由は比較的明確だと思いますが、社会や理科、数学といった分野の勉強は将来何の役に立つのだろうと思う人も多いはず。
しかし社会や理科を勉強して知識を多く身に付けておくと、より広い物事をより正確に判断できるようになります。
数学も将来、方程式や関数は使わないかもしれませんが、問題をよく考えることにより理解力、思考力が付き判断する際に状況を早く正確に理解し、その先に何があるのかといった事まで考える力が付きます。
ですから数学を勉強する際に、問題の解き方を覚える。公式を覚える。といった勉強方法では理解力、思考力は付きません。テストの点数も大切ですが、将来自分の為になる勉強をして欲しいと思っています。
「なぜ勉強するの?」に答えは一つでは」ありませんが、これが現在の私の答えです。