授業で数学の応用問題に取り組んでいる時、生徒に問題文を読んでもらうことがあります。
聞いていると文章を読むのが上手な子は多いのですが、読み終わった後に何て書いてあったか説明してってお願いすると文章の内容が頭に入っていないという事がよくあります。
この時思う事が読むのが上手と、読解力があるというのは全くとは言いませんが別物であるという事です。(数学的には相関関係があまり無いと言えます)
言い換えると読解力=理解力、読解力とは文章を読んで理解する力と言えるからです。
では読解力を付けたければどうすればいいのでしょうか?
先ず理解力を付ける事です。理解力を付ける方法は一つではないと思いますが、最も効率よく付ける方法の1つに数学があります。
数学もやればいいのではなく公式や問題等を理解するといった事を意識し、正しい勉強方法で取り組む必要があります。
ライク数学教室ではこういった事を重視して指導しています。
そして理解力が付いてくると、読解力も向上してくるので数学だけではなく他の教科にもいい影響が出て結果的に学力、成績も伸びてきます。
授業中にどのように考えて問題を解いたのか説明してもらっているのですが、自分の考えを言葉にして説明するのはとても難しいです。
何から説明したらいいのか?どのように言ったら相手に分かってもらえるか?余計な部分は削って出来るだけ簡潔に。等と考えているとなかなか言葉が出てこなかったりします。
自分の頭の中で内容に優先順位を付けて整理し、必要な事を取り出して言葉にしていく。これには理解力が必要不可欠です。
ですから理解力が付いてくると話すのも上手になると考えます。
こう考えると理解力はとても大切で色々な事に影響してくることが分かります。
是非数学を通して理解力が向上するよう、正しい方法で勉強に取り組んで欲しいと思っています。